女の子だったらよかったのにーこころのままに-
心はずーと女子だったわたし(今こころのままに)
トランスジェンダ―仲岡しゅん弁護士の最近のTwitterより
なかおか2


この間とりあげている殺人予告が届いた仲岡しゅん弁護士のTwitterより、彼女の最近の発言をご紹介します。共感できる内容となっています。

【その1 自己を取り戻す】
性別移行の過程では色々あったし、今の仕事はとてもハードだし、頼れる配偶者も恋人もいません。
ネットでは会ったこともない人たちから、誤解や偏見で好き勝手言われます。

それでも私は、自分の本来の性別を取り戻せたことがとても幸せです。
自己を取り戻すというのは、替えがたいことなのです。


【その2 ヘイトに回ってしまうトランス当事者もいる】
ヘイト側に回ってしまうトランス当事者もいる。
既に性別移行を済ませた後で、他の当事者を蹴落とそうとするタイプ、
逆に性別移行が困難で、他の当事者も引きずり下ろそうとするタイプ。
しかしどちらもヘイトの泥沼の中にいる以上は救われない。泥沼それ自体を変えようとしなければ、救われない。


【その3 犯人がLGBT当事者の可能性】
男のくせに女のふりをしている、手術は済んでるのかなど、昨今のトランスヘイトに明らかに影響を受けた脅迫ですが、
犯人がLGBT当事者である可能性も否定しません。
最近、ヘイトにすり寄ることで居場所を見出だしたり、他の当事者を蹴落とすことで承認を得ようとする者もいるのは、不幸な現実です。


【その4 ヘイトデマのカルト宗教?】 
女湯に男性器ある状態で入ってはいけないし、仮にLGBT法案が成立してもそのことは変わらない、
…という話をずっとしてるんだけど、「仲岡は男を女湯に入れようとしている!」みたいな理解不能なリアクションが来るの、もはや変なカルト宗教が蔓延しているとしか思えない。教祖が誰かは知ってる。


【その5 性自認より性別移行状況が大切】
性自認より大事なのは性別移行状況ですよ、そもそもLGBT法案もどっちでもいいですよ、
…という立場もずっと表明してるんですが、「仲岡は性自認主義者だ!LGBT法案推進派だ!」という反応が来るあたり、
ネット上で蔓延しているカルト宗教のマインドコントロール力は相当強い。教祖は知ってる。

【その6 シス女性の仲間たち 】
 「トランスジェンダーと女性の権利の衝突」を名目に、分断が煽られていますが、実際の対立はそこにはありません。
事実、今日の法廷でも会見でも、一緒に先頭に立ってくれたのはシス女性の仲間たちです。
差別や偏見や性暴力、それ自体が問題なのであって、私たちはむしろ共闘関係にあるのです。


【その7 人権と良識を守りたい人たちの連帯】
そうやって、当事者の間にさえ、
人と人の間に分断を持ち込もうとするのがヘイトなんです。
だから私は、
「トランスVS女性」とか「性別少数者VS多数者」とかではなく、
あくまでも人権と良識を守りたい人たちの連帯でありたいと思っているし、
実際に今日集まった人たちはそういう人たちです。 


【その8 殺人予告は猟奇的な文言】
おそらく放送倫理などの関係で報道には出ていませんが、殺害予告には次のような猟奇的な文言が並んでいます。
あえて正確な引用は避けておきますが、要旨としては、
性器を切り裂く、鼻を削ぎ落とす、目玉をくり抜く、肛門にナイフを刺す、などです。
実際にご覧になった方は言葉を失う内容です。




以下、本日大阪弁護士会の会長からだされた声明です。

https://www.osakaben.or.jp/speak/view.php?id=321

トランスジェンダーの会員弁護士に対する差別的言辞を以ての殺害予告を強く非難する会長声明

 本年6月3日未明から6月5日未明にかけて、当会所属の会員弁護士の事務所のホームページに、「男のクセに女のフリをしているオカマ野郎」「メッタ刺しにして殺害する」などと書いた殺害予告のメッセージが匿名の者から断続的に送られてくるという事件が発生した。その会員弁護士は、自らがトランスジェンダー当事者であることを公表し、活動している。
 このたびの殺害予告のメッセージは、弁護士に対する脅迫であり、弁護士の業務を妨害する行為として見過ごすことができないのは勿論のこと、その内容は、対象の会員弁護士のみならず、社会における全てのトランスジェンダー当事者の人々の存在そのものを否定するヘイトクライム(憎悪犯罪)にほかならず、当会として、断じて許すことはできない。
 当会は、殺害予告を受けた会員弁護士が脅迫にひるむことなく弁護士業務を継続できるよう、必要な支援を行うとともに、全てのトランスジェンダー当事者の人々が個人の尊厳を持って差別されず生きることができる社会(憲法13条、14条)の実現に向けて、そのための活動に今後とも力を尽くす所存であることをここに表明する。

2023年(令和5年)6月6日
          大阪弁護士会      
          会長 三 木 秀 夫



202306052201010b3.jpg
加工画像。実際よりかなり目が大きい。でもたれ目は同じ(笑)
セクマイ・嗜好ブログ トランスジェンダーへ">
にほんブログ村
スポンサーサイト



コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する