女の子だったらよかったのにーこころのままに-
心はずーと女子だったわたし(今こころのままに)
本日は、トラスジェンダー可視化の日💛
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3月31日は、トラスジェンダー可視化の日らしいです。


東京新聞の記事より。7人のトランスジェンダーのメッセージ💛

「たくさんの仲間がいます」「楽しいよ」国際トランスジェンダー可視化の日 7人がメッセージ【動画】

トランスジェンダー19


「今はありのまま、楽しく生きてます」「安心して」ー。生まれた時の性別と異なる性で暮らすトランスジェンダー7人が、昔の自分自身へ語りかけるメッセージ動画を、31日からインターネットで公開した。当事者が自分たちの存在を社会に発信する「国際トランスジェンダー可視化の日」(3月31日)に合わせた企画。周囲の無理解や差別的な言動で胸を痛める若い世代へ、人生の「先輩」から前向きな言葉を贈る。(奥野斐)


 動画は、トランスジェンダーの現状を伝え、若い世代を勇気づけたり周囲の理解につなげたりしたいと、看護師で映画監督の浅沼智也さん(33)が企画。浅沼さんは男性として暮らすトランスジェンダーで、当事者に出演を依頼し、オンライン参加の1人を除いた6人が3月上旬に集まって撮影した。

◆過去の自分へ「つらかったよね」

 約3分の動画のタイトルは「国際トランスジェンダー可視化の日 『あの日の自分へ』 7人のトランスジェンダー当事者からのメッセージ」。モデル・俳優のイシヅカユウさんは20歳のころの自分に向け、「とてもつらくて死んでしまいたいと思っているかもしれませんけど、31歳の私、まだ生きています。楽しいよ」と笑顔を見せた。

 浅沼さんは、小学2年のころの写真を手に「自分らしくいられなくて、居場所もなくてつらかったよね」と振り返りつつ、「今たくさんの仲間が近くにいます」とガッツポーズした。

 LGBT理解増進法案の議論に伴い「法律ができたら女性と偽って男性が女性用トイレや女湯に入ってきて、利用を断ったら差別になる」といったデマや誤情報が広がり、トランスジェンダーへの誹謗ひぼう中傷や誤解も目立つ。「未来が見えない」「外出するのが怖い」などの声も上がる。浅沼さんは「トランスジェンダーのリアルな姿や、夢をかなえている当事者もいることを知ってほしい」と話す。

 動画はユーチューブで31日午前零時に公開。

https://www.youtube.com/watch?v=InbiBp1ERm0

国際トランスジェンダー可視化の日


こちらは、昨年の企画のようです。興味持たれた方は読んでみてください。トランスジェンダーからのメッセージ。

https://trans101.jp/2022/03/25/march31/

トランスジェンダー21



それから、橋本愛さんの『私の読書日記』より。橋本愛さんは、何も知らずトランジェンダー女性を誤解されていたようです。それをトランジェンダーの方からの声掛けによって理解されていきます。この件でトランスヘイターは、トランス活動家が橋本さんの言論を封じ、無理やり謝罪させたなどと書いていました。事実はちがっているようです。

記事は、途中有料になるようでしすが、無料読めるところからも橋本さんの姿勢が読み取れます。知らなければ、女子トイレや女子風呂などでデマで不安にさせられている人も多いと思います。

【橋本愛 『私の読書日記』より 週刊文集電子版】

 ×月×日

 私がこれから記述する、極めて短期間で学んだ知識、表現、言葉には、依然として理解の足りていない内容が含まれる恐れが十分にある。また紙幅の都合上繊細なディテールを省略してしまう場合もある。至らなかった点については都度学んでアップデートしていくことを自分自身に約束する。

 何の知識もないままに、究極的に安易な誤解をし、あらゆる人たちを気づかぬうちに排除しようとした。結果、私の大切な人たちを深く、深く傷つけた。トランスジェンダー(出生時に割り当てられた性とジェンダー・アイデンティティが一致しない、違和感があるなど)を含むLGBTQ+の方々が、子どもの頃から今までどんな苦しみの中で生きてこられたかも知らずに。「おとこおんな」などと馬鹿にされ殴られるなどのいじめ、性別適合手術の経済的負担や苦痛、気を失いそうな痛み、トイレなどの環境で自分が誰かにとっての脅威になるかもしれないという恐怖、身体が性自認と異なる方向に変化していく恐怖、「身体が男性」という言葉がいかに暴力性を孕んだ言葉であるかということなどさえ知らずに。大切に思っていたはずの人たちを、あろうことか自分の手で深い悲しみに突き落としてしまったことに、私は心の奥底から絶望したのだ。

初月300円でこの続きが読めます。 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b5545

私は、コンビニで立ち読みかな(笑)


未来(生まれ変わるとき)のあたしへ

  ずいぶん我慢強い子だったと思います。でも今度は、あなたはあなたらしく生きてください。「男らしく」なくていいから、そして「女らしく」にもこだわらなくていいからね。

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近所の桜咲く🌸 
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近所の川沿いの桜です。今満開でしょうか?わたしも自転車でこの道のを職場へ向かいます。職場まで10分ほどです。


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最後に夕日と桜のコラボ🌸
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男子も生け花、女子も野球…教科書に目立つジェンダー平等配慮 2024年使用の新教科書2
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2024年度使用の新教科書、もう少し紹介記事載せときますね。



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男子も生け花、女子も野球…教科書に目立つジェンダー平等配慮
          毎日新聞 2023/3/28 14:51(最終更新 3/29 06:27) English version 644文字

 文部科学省は28日、2024年度から小学校で使われる教科書の検定結果を公表した。小学校の教科書では、性の多様性に限らず、ジェンダーや共生社会を意識した記述も目立った。文教社は保健体育(3・4年)で、生け花をする男子や野球をする女子、女性トラック運転手らのイラストを示し「自分らしく生きることは、男性か女性かにかかわらず、とても大切なことです」と記載。男女混合で並べた名簿や、赤や黒に限らないさまざまな色のランドセルを紹介した。

 教育出版は、道徳(4年)で、「○○のくせに」という題材を通じ、男らしさや女らしさの押しつけについて掲載。光文書院も今回からジェンダー教育の専門家を編集作業に招き、道徳(6年)では、性別による固定観念をなくし「自分らしさ」を尊重できる取り組みとして、男女ともにスカート、ズボンを自由に選べる「ジェンダーレス制服」を紹介した。


一方、開隆堂出版は家庭(5・6年)で初めて、教科書のメインキャラクターに車椅子に乗った男子と外国にルーツを持つ女子を登場させた。担当者は「社会にはいろんな人がいて、それが当たり前なんだと視野を広げてほしい。メインキャラクターだけでなく、教科書内のイラストのあちこちで、性別や年齢、人種や障害に関係なく共生社会を反映するよう意識した」と話した。

 他の複数社も障害者や外国籍の子どもを意識したイラストを新たに掲載しており、ある出版社の担当者は「時代は多様性を尊重する流れになっている。今後も教科書は時代を反映していく」と語った。【国本愛】



わたしが子どものころは、こんな記述なかったですし、ありえなかった。「男のくせに・・・」って言われrのが嫌いでした。自分らしく表現されると叱られることも多かったですね。こんな教科書があれば、自分のこと自分でも肯定るすことできたのにと思います。


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LGBT、掲載広がる=道徳や社会に、同性婚も―教科書検定
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2024年の4月から使われる小学生の保険体育や社会、道徳などの教科書でLGBTQが取り上げられているという話題です。

これは、うれしいニュースです。



LGBT、掲載広がる=道徳や社会に、同性婚も―教科書検定
                               3月28日時事通信社
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%EF%BD%8C%EF%BD%87%EF%BD%82%EF%BD%94-%E6%8E%B2%E8%BC%89%E5%BA%83%E3%81%8C%E3%82%8B-%E9%81%93%E5%BE%B3%E3%82%84%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%AB-%E5%90%8C%E6%80%A7%E5%A9%9A%E3%82%82-%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8%E6%A4%9C%E5%AE%9A/ar-AA19bRxk

 小学校の教科書でも、性的少数者(LGBTなど)といった性の多様性を取り上げるケースが広がっている。前回の検定では保健の教科書2点のみだったが、今回は道徳や社会を含め10点で触れられた。

文教社の5、6年保健では、心の健康を学ぶ中で「人によっては、自分の生まれた性別と、心の性別が一致しなかったり、同性の子を好きになったりすることもあります」と記述した。

 光文書院は6年道徳で、東京五輪の開会式で虹色の衣装をまとって国歌斉唱した歌手MISIAさんの写真を掲載。「LGBTQなどの問題についてさまざまなメッセージを発信している」と紹介した。

 3年道徳で、LGBTという言葉は明記せずに、ペンギンの雄のカップルが放棄された卵を温め、赤ちゃんが誕生する「タンタンタンゴはパパふたり」を取り入れたのは教育出版。担当者は「『パートナーシップ制度』の広がっている状況を踏まえた」と説明。同社は6年社会でも、現代日本について学ぶ部分で「性別のちがいや性的少数者をめぐる差別もなくしていかなければなりません」と記載した。

 Gakkenは6年道徳で、あらゆる差別と闘った米最高裁の女性判事に関する教材を取り上げた。その中で、同性婚を認める判決を下した点などに触れ「多くの人を力づけたのです」とした。 



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性的マイノリティー当事者ら G7サミットへ新グループ立ち上げ
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 5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に向け、性的少数者の課題を議論し、提言する市民組織「Pride(プライド)7(P7)」が22日発足。実行委員会メンバーは東京・霞が関で記者会見し、「日本はG7で唯一、性的少数者への差別を禁止する法律がない。法整備へ迅速に動いてほしい」と訴えました。


こういった動きがないとなかなか政府は重たい腰をあげないでしょうね。




性的マイノリティー当事者ら G7サミットへ新グループ立ち上げ

2023年3月22日 15時15分 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230322/k10014016091000.html

ことし5月の「G7広島サミット」に向け、性的マイノリティーの当事者らが新たなグループを立ち上げ、今後、各国の当事者団体などと連携して政策提言を行っていくことになりました。

新たに設立されるのは、LGBTなど性的マイノリティーの当事者団体や人権団体で構成される「Pride7」という市民グループです。

5月の「G7広島サミット」に向け、当事者の人権保護に関する政策提言を行うことを目的としていて、22日の時点で、日本などG7の参加国を含む11の国の支援団体が参加する予定だということです。

今月30日には、都内でアメリカやイギリスなど国内外の支援団体や、大使館の関係者が参加する市民サミットを開催することにしています。

議論の内容を提言にまとめて、各国の首脳や政府に提出するほか、差別を禁止する法律の整備などが遅れているとして、国内の議論の加速につなげたいとしています。

会見したLGBT法連合会の神谷悠一さんは、「『Pride7』の設立で、当事者が課題を議論している姿を可視化することも意義の1つだと思う。性的指向や性自認に関する課題についても、G7の果たす役割をしっかり議論してもらいたい」と話していました。



こちらも参考にしてください。

G7サミットに向けLGBTQ課題を議論する市民組織「Pride7」発足 「法整備へ政府は動いて」

2023年3月22日 17時22分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/239503



G7に向けてLGBTQ+の人権保護と政策提言を促進する新たなエンゲージメントグループ『P7(Pride7)』が設立されました 2023年03月22日

https://gladxx.jp/news/2023/03/8509.html


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WBC「侍ジャパン」優勝おめでとう!  大谷ってやはりすごい!
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侍ジャパンとよばれる日本チーム、優勝おめでとうございます。純決勝で負けたとおもってしまいましたが、村上の逆転打でサヨナラ。勢いを持っての決勝戦。強打を誇るアメリカとの決勝戦。8回ダルビッシュ、8回大谷、しびれました。

二刀流の大谷ってやはりすごいと思いました。


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大谷翔平がWBC胴上げ投手「最高の結果になった」…トラウトから三振奪い雄たけび

https://www.yomiuri.co.jp/sports/wbc/20230322-OYT1T50094/

 野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」は21日(日本時間22日)、米フロリダ州マイアミで決勝が行われ、日本代表「侍ジャパン」とアメリカ代表が対戦。侍ジャパンが3-2で競り勝ち、3大会ぶり3度目の優勝を果たした。(デジタル編集部)

 まるで漫画のような結末だった。1点リードの九回に登板したのは、二刀流の大谷翔平(エンゼルス)。レフト後方のブルペンからゆっくりと歩いてマウンドに向かった。

 先頭打者を四球で出塁させたが、次打者を二ゴロ併殺打に打ち取る。そして打席に迎えたのは、チームメイトでMVP3度のスーパースター、アメリカの主将トラウトだった。

 160キロの速球を連続して投げ込むなどし、フルカウントに。最後は得意のスライダーでトラウトのバットに空を切らせた。大谷は帽子とグラブを投げ捨て、雄たけびを上げて、チームメイトと歓喜の輪を作った。トラウトは、肩を落としてベンチへ戻った。

 大谷はこの試合、3番指名打者で出場。六回からベンチとブルペンを行ったり来たりして、リリーフに備えていた。

 大谷は今大会、全7試合でヒットを放ち打率4割3分5厘。そして3試合に登板し、2勝1セーブ。まるで、大谷のためにあったような大会になった。

 大谷は「最高の結果になってよかった」と話した。


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わたしは、マスコミの過熱気味の報道は、期待なんですけど、まあすごく感動的な優勝シーンでした。やっている本人も悲壮感でなく、明るく元気に野球を楽しんでいる様子が伝わってきたのがいいなとおもいました。


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経団連・十倉会長 性的少数者への理解増進めぐる取組に苦言


2023010417080524d.jpg経団連会長の十倉氏が、まっとうな発言しています。

経団連・十倉会長 性的少数者への理解増進めぐる取組に苦言

https://www.youtube.com/watch?v=bOrtvGlsJZs





https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000292226.html?display=full

 経団連の十倉会長はLGBTQなど性的少数者への理解を進めるための法案を巡り、「法案によって差別が増進されるとか訳の分からない議論がされている」と苦言を呈しました。

 経団連・十倉雅和会長:「差別禁止、そして同性婚を認める、こういう流れの中にあって日本はその前段階のLGBTQ理解増進、増進を出すのすら議論しているというのはちょっといかがなものかなと」

 十倉会長は「法案を出すことによって差別が増進されるとか、訳の分からない議論がされている感じがする」と苦言を呈しました。
 また、先月アメリカで「日本のLGBTQはどうなっているといった質問をされた」「今、国会で議論されようとしていますと答えるのも恥ずかしいぐらいだった」と振り返りました。
 そのうえで「経団連では多様性こそ社会活性化の源であり、LGBTQの差別をしてはいけないと徹底している」として、「世界に伍(ご)していくためにもしっかりした取り組みをお願いしたい」と求めました。





日本では、「法案で差別が増進される」とか、わけのわからない議論がされているって規定その通りですよ。

コツらは、日テレのニュースです。
https://www.youtube.com/watch?v=qEkDWepHecY




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ジェンダー法学会【理事会声明】性的指向・性自認(SOGI)に基づく差別を禁止する法律を速やかに制定することを求める理事会声明
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ジェンダー法学会の理事会が声明を発表しました 。これもすごくうれしいことです。ジェンダー平等をめざすならば、必要なことです。トランス女性の権利とシス女性の権利が対立すような主張は、まちがっています。

トランスジェンダ女性の要求を受け入れると男が女だと偽って女子風呂にわんさかやってくるようなネットのデマとSぽいれにあおられ不安がっている人たち。しっかり読んでみてほしいです。


【理事会声明】性的指向・性自認(SOGI)に基づく差別を禁止する法律を速やかに制定することを求める理事会声明(2023年3月17日)  http://jagl.jp/?p=1374

性的指向・性自認(SOGI)に基づく差別を禁止する法律を速やかに制定することを求める理事会声明

 すべての人は、性自認、ジェンダー表現あるいは性的指向に関係なく、同じ機会を得て、差別や暴力から保護される権利を持つ(2022年6月28日G7エルマウ・サミット首脳コミュニケ)。2023年5月、日本が議長国となり広島でG7サミットが開催される予定であるが、現在G7諸国の中で、同性同士の婚姻あるいはパートナーシップを法的に認めていない国は日本だけである。日本の取り組みの遅れを際立たせたのが、2023年2月の内閣総理大臣秘書官(当時)による差別発言であった。同発言は、憲法13条、14条ならびに自由権規約2条1項、17条及び26条により保障される性的少数者の尊厳と権利を根底から否定するものである。


 ジェンダー法学会理事会は、このような事態を深く憂慮し、以下の通り、性的指向・性自認(SOGI)に基づく差別を禁止するための法律を速やかに制定するよう強く求める。

1.SOGI差別を禁止する法整備の緊急性
SOGIに基づく差別や暴力は現実に起こっており、生命に関わる深刻な事態もあることから、一刻も早い法整備が必要である。

法務省人権擁護機関は、「性的指向・性自認(性同一性)を理由とする/性的マイノリティに関する偏見や差別をなくそう」を強調事項として掲げ、人権啓発活動を実施してきたが、SOGI差別は解消していない。法務省によれば、SOGIに関する嫌がらせ等の人権侵犯事件は毎年9~26件(2017~21年)新規受理されているが、LGBTの60%がいじめ被害を経験していることや約40%が性暴力被害を経験しているとの調査結果に照らせば、これが氷山の一角であることは明らかである。

 また、LGBT児童生徒の自死企図率が高いことも明らかにされており、2015~16年には文部科学省が初等中等教育向けに配慮通知を出している。SOGI暴力を根絶し、子どもの安心・安全をはかるためにも、法整備を進めることは緊急かつ必須である。

SOGI差別禁止を明文化する法律の制定には、3つのメリットがある。

 第一に、LGBT当事者(特に当事者である子どもたち)の尊厳を守り、安心・安全な学校生活及び市民生活を保障することができる。
 
 第二に、日本は2019年に国連人権理事会理事国に立候補した際の国際公約として国内でのSOGI差別への取り組み強化を誓約しており、この自発的誓約を守ることによって国際社会の信頼を回復することができる。

 第三に、LGBTの法的包摂度の高さと経済の活性化は正の相関関係にあり(2019年OECDレインボー白書)、日本国内でも直接・間接の多大な経済効果が期待されている。これら3つのメリットに照らしても、SOGI差別を禁止する法整備を躊躇する理由は存在しない。


2.SOGI差別禁止法の制定
SOGI差別禁止にはLGBT理解増進が含まれるのであって、SOGI差別禁止とLGBT理解増進は矛盾するものではない。しかし、差別禁止を含まないLGBT理解増進法では、LGBTの人びとの権利保障はほとんど実現しない。現在与党が準備しているLGBT理解増進法は従来の法務省人権擁護機関による取り組みの範囲を超えるものではない。このような理解増進の取り組みがあってもなお、公的地位にある者の差別発言が相次ぎ、国際的非難を浴びている現状を鑑みれば、SOGI差別禁止法こそが求められる。

性的指向・性自認に基づく差別を明文で禁止すると訴訟の乱発が懸念されるとの意見が一部にあるが、これは因果関係の認識が逆である。SOGIをめぐるこれまでの訴訟のうち、法的性別変更要件の合憲性を争う訴訟並びに婚姻平等を目指す訴訟は、SOGI差別禁止法の制定と合わせて関連法令を改廃することによって解決される。

また、性別により分離される施設の利用については、差別禁止が法律によって明文化され、それに基づいて事業者や管理者が施設の設置目的に照らし、合理的根拠を示して利用条件等を検討・公表する方向での対応が望ましい。SOGI差別禁止法の制定によって、すべての人が暴力や差別の恐れから解放され、安心・安全に生活を送ることができるようになることが期待される。


3.婚姻平等の実現
個人が自由な意思決定に基づいて婚姻する権利は、憲法13条、14条、24条によって保障されている基本的人権である。それにもかかわらず、性的指向のみを理由として、婚姻を認められず、婚姻によって得られるはずの法的保障が得られない状態は憲法14条に定める平等に違反する(2021年3月17日札幌地裁判決)。

また、「現行法上、同性愛者についてパートナーと家族になるための法制度が存在しないことは、同性愛者の人格的生存に対する重大な脅威、障害であり、個人の尊厳に照らして合理的な理由があるとはいえず、憲法24条2項に違反する状態にある」とする判決も出されている(2022年11月30日東京地裁判決)。このような違憲状態を国が放置することは、国の不作為にあたる。

憲法24条1項は「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」すると定めるが、その趣旨は、婚姻が当事者の自由かつ平等な意思決定に委ねられるべきことを明らかにすることにあり、憲法制定時の想定や議論に照らしても同性間の婚姻を禁止するものとは言えない(2019年日弁連意見書)。各種世論調査でも、同性間の婚姻に賛成する意見が過半数に達する。G7諸国をはじめとする諸外国の動向に照らしても、速やかに婚姻平等を実現すべきである。


4.法的性別変更要件の緩和
現行の「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」(以下、特例法)を速やかに廃止し、法的性別変更の手続きを定めた新たな法律を制定すべきである。「性同一性障害」という用語は、特例法制定時に参照されたアメリカ精神医学会の診断基準やWHOの国際疾病分類をはじめとして、もはや国際社会では使われていない。例えば、国際疾病分類における脱精神病理化は、性別への違和感を個人の性のあり方を示す状態として位置づけ直したものであり、単なる用語の変更にとどまるものではない。

また、特例法に定められた要件は、かつてはEU諸国をはじめ多くの国に存在していたものの、現在ではその多くが廃止されていく傾向にある。特に、不妊手術要件はWHO及び国連7機関が人権侵害とみなしており(2014年WHO等共同声明)、即座に廃止すべきである。

 ジェンダー法学は、ジェンダー平等社会の実現を目指し、ジェンダーに基づくあらゆる差別の撤廃に向けて、法や制度を批判的に検証し、その改善を提案する学問である。性別二元制や異性愛主義を維持強化する法や制度は、ジェンダー差別やジェンダー不平等を温存する一因となる。真の意味でのジェンダー平等社会を築くためにも、ジェンダー法学会理事会は、SOGI差別禁止法の速やかな制定を求めるとともに、国際的動向に合わせて、婚姻平等を実現し、法的性別変更要件を緩和するための法改正を期して、以上の通り、声明を公表する。
2023年3月17日

 ジェンダー法学会理事会
(注)同様の文面は、本Webサイトの「声明」にも掲載しています。


力強く、励まされる声明です。


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公開初日『シン・仮面ライダー』観にいきました!
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『シン・仮面ライダー』、早速観に行きました。どちらかというと私は『ウルトラマン』世代でわたしの弟のほうが『仮面ライダー』世代でした。

庵野秀明監督らしく、エヴァ―ぽい感じがしたのと原作の石ノ森正太郎先生ぽい感じもありました。あんまり書くとネタバレになりますけどね。

Ⅰ号、2号登場!初期の仮面ライダーを知っている人は、戦闘シーンも多く十分楽しめる作品でした。もう少し子ども向けでもよかったような気もしないでもありません。



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仮面ライダーカードももらえました。わーいわーい😄

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公開されている予告動画を紹介します。これだけでもワクワクします。 

『シン・仮面ライダー』予行予告




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トランスジェンダーに対するヘイトは男女格差が生み出している  FTM杉山文野氏
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【トランスジェンダー当事者ら】「『心は女』で女湯に」 差別的発言に抗議




「トランスジェンダーに対するヘイトは男女格差が生み出している」、FTMの杉山文野さんの16日の上記の記者会見での発言です。非常に大切なこに触れられています。トランス女性差別の根本にジェンダー差別があるということです。わたしがこの間感じていることもそこでです。



https://note.com/fuminosugiyama/n/na443db9f2020

3月16日、LGBT法案をめぐるトランスジェンダー・ヘイトに関する記者会見を行いました。そこでお話しした私のコメント全文を以下に掲載します。

*****

皆さんこんにちは。杉山文野です。
今日はトランスジェンダー男性のいち当事者として、昨今のトランスジェンダー・ヘイトに関するお話しをさせていただきます。

まず私の個人的な体験からお話しさせてください。
物心ついた時から性自認は男性の私ですが、身体的には女性の特徴を持って生まれ、女の子として育てられ、女子高生として12年間セーラー服を着て学校に通っていた時がありました。私も経験がありますが、多くの同級生が毎日のように通学路の電車の中で痴漢の被害にあっていました。しかし、学校の先生や他の大人たちの中には「スカートを短くしている本人が悪い」「ちゃんと抵抗できなかったあなた自身の責任だ」と被害にあった女性を責める姿があり、傷つく友人をたくさん見てきました。

一方で、20代半ばから男性に性別移行をはじめた私に対し、男性の先輩からは「男なら、相手に嫌がられても無理やり触るくらいしなければ」とまるでアドバイスかのように私に話をしてくる人が少なくありませんでした。

もちろん全ての男性がそうだと言うつもりはありません。
ただ、私という事実は何も変わらないのに、ジェンダーが変わっただけでこれだけ見える景色が変わるのかと……男性も女性も、両方のジェンダーを当事者として経験した私は、このギャップに愕然とし、今現在でも同じような話を見聞きする現状は耐え難いものがあります。

このような経験から、私個人としては、トランスジェンダーヘイトと言っても、そのほとんどがトランスジェンダー女性に対するヘイトであるということ自体が、この問題を象徴しているように感じています。もちろんトランスジェンダー男性に対するヘイトがないわけではありません。しかし、その数はトランスジェンダー女性に対する批判に比べれば、非常に少ないことは様々な調査データからも明らかです。

これはトランスジェンダーにまつわる問題ではなく、日本のジェンダーギャップの大きさ、つまり男女があまりにも不平等に扱われてきた日本社会の象徴であり、ジェンダーギャップが大きいからこそ引き起こしてしまっている問題なのではないでしょうか。

私にはトランスジェンダーというマイノリティ性はありますが、ジェンダーが男性というマジョリティ側になったことで、逆に暮らしやすくなったこともたくさんあります。

トランスジェンダー女性を守る法律ができると、シスジェンダー女性の安全なスペースが脅かされるのではないかと、不安に感じられる方が多いのは、トランスジェンダー女性の問題ではなく、またシスジェンダー女性の問題でもなく、いつまでたっても男女不平等なこの日本社会の構造に原因があります。

それはトランスジェンダー男性を守る法律ができたら、シスジェンダー男性の安全なスペースが脅かされるか否かという議論が話題にあがらないことに象徴されています。

トランスジェンダー女性はトランスジェンダーであり、女性であるというダブルマイノリティです。生きづらさと生きづらさが合わさったときには足し算ではなく、掛け算的に生きづらくなっていきます。その属性自体がまるで加害者かのように疑いの目をかけられているということ自体が、どれだけ暴力的なことであるか。身近にいるトランスジェンダー女性の友人の多くがこのような状況下で心身共に社会から攻撃に合い、被害を受け、傷ついている姿をこれ以上看過することはできません。

しかし、看過できないとは言え、これは必ずしもLGBTQを差別から守る法律ができることに反対の声をあげている全ての方々を批判するものではなく、またすべきでもありません。反対の声をあげる人の多くは、本当に不安を感じているからであり、この男女不平等な構造によって同じく傷つけられてきた方々なのではないでしょうか。

本来であればこの差別的な構造に共に声をあげることができるはずのシスジェンダー女性とトランスジェンダー女性を、その不安につけ込み、さらに不安を煽るような悪質なデマで対立させ、どちらも改善に向けて進まなくさせようとしている気がしてなりません。

是非、SNSのデマに踊らされず、今日他の登壇者の皆さんがお話しされたようなトランスジェンダーのリアルな現状を知っていただき、正確な情報を元に冷静なご判断をしていただきたいと思います。

最後に、トランスジェンダーのいち当事者として、トランスジェンダーが安全に暮らせる社会を心から願う私ですが、決してトランスジェンダーだけが暮らしやすい社会を望んでいるわけではありません。
トランスジェンダーもシスジェンダーも、その他全ての人が安全に暮らせる日本社会の実現を切に願っています。・弁護士

ドットコムニュース
https://www.bengo4.com/c_23/n_15769/

・共同通信
https://nordot.app/1009027123218169856
・朝日新聞DIGITAL
https://www.asahi.com/articles/ASR3J5D7NR3JUTIL00G.html
・毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20230316/k00/00m/040/209000c
・日テレニュース
https://news.ntv.co.jp/category/society/6c892c2e55bd4d98804a6f222f9dc396
・時事ドットコムニュース
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023031601143&g=soc
・NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230316/k10014010711000.html



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