映画「エゴイスト」でゲイ役の主演を演じた俳優の鈴木亮平氏のインタビューと記事です。
まず日テレによるこの映画に関連したインタビューです。真剣に答えられていますし、LGBTについて理解しようとする姿勢、同性婚への賛同。すごく共感もてるインタビューとなってます。
【ゲイ役演じた鈴木亮平】今求められるのは「自分たちの社会を変えてみようという勇気」
https://www.youtube.com/watch?v=7MDgvVgdSsY
こちらの記事もすごくいいです。
鈴木亮平が語る、役づくりと同性婚──当事者に納得してもらえるゲイムービーとは?
https://www.gqjapan.jp/culture/article/20230123-gqhype-ryohei-suzuki-hype
2020年に逝去したエッセイスト、高山真の小説『エゴイスト』が実写映画化され、2023年2月10日(金)に公開される。主役を務めた鈴木亮平に話を訊いた。
「最初に台本を読んだとき、僕がこの役をやるべきなのかどうかすごく悩みました」
映画『エゴイスト』について、鈴木亮平はそう述懐する。
同作は、エッセイストの高山真(たかやま まこと)による自伝的小説を原作にしている。鈴木が演じたのは、高山自身が投影されているであろう主人公の浩輔だ。浩輔は14歳のときに母を病で失い、ゲイである自分を押し隠して、田舎町で思春期を過ごしたのちに上京した青年。東京でファッション誌の編集者として開放的な毎日を送るなかで、パーソナルトレーナーの龍太(演・宮沢氷魚)と出会い、恋に落ちる。だがある日、2人の仲は突然断たれてしまう──。
「自分が演じることによって、ゲイにたいする偏見やステレオタイプを世に広めてしまう危険性はある。そうならない状況で撮影できる確信がもてなければ、僕がやるべきではないんじゃないかと考えていました」
その不安は、LGBTQ+インクルーシブ・ディレクターのミヤタ廉とインティマシー・コレオグラファーのSeigoが撮影に参加することで和らいだという。前者は脚本の段階から性的マイノリティに関する描き方などを、後者はセックスシーンなどインティマシーシーンの所作や動きを監修する註。さらに、浩輔の友人役には、原作者である高山とも交流のあったドリアン・ロロブリジーダをはじめ、すべて当事者たちがキャスティングされた。これは松永大司監督のこだわりのひとつでもある。浩輔と友人たちが飲み交わしてはしゃぐシーンは、映画のなかでも強い印象を残す。
「それならやれるかもしれない、と。日本では、LGBTQ+に限らず、マイノリティのリプレゼンテーション(=表象)が欧米などに比べて進んでいないのが現状です。そうした状況では、まずはとにかく作品がつくられるのが第一歩だと思いました。海外もそこからスタートしたわけで。その結果として、当事者が演じるべきかといった問題を含め、リプレゼンテーション全般についての議論がもっと活発になっていけば、社会全体や僕たち映画製作者の意識も前に進んでいけるのではないかと考えています。『エゴイスト』は、必ずしもセクシュアリティだけが中心のテーマではありませんが、主人公2人がゲイである以上、まずは当事者のコミュニティにきちんと共感してもらえるゲイムービーとして成立させたいという思いは
強くありました」
高山は2020年に他界している。役づくりは、生前の高山を知る友人たちに話を訊くところから始まった。
「なるべく多面的に、いろんな場での高山さんを知っている方々にお話をうかがいました。やはり根底の感情の部分は押さえないといけないな、と。ご本人が生きていらっしゃったら直接お話をしたうえで『好きに演じていいですか?』と訊けるけれど、撮影の直前に亡くなられていたので、本当にきちんと役をつくっていかないと、顔向けができないと思っていました」
ただ、自伝的小説とはいえフィクションに落とし込んでいる以上、浩輔は高山そのものではない。さらにそれを映画のなかのいちキャラクターとして演じるとなれば、そのための人物造形を練り上げる過程が必要になってくる。
「うかがった人物像をそのまま演じると、それは物真似になってしまいますから。僕はいつもそうで、自分がもっている引き出しと混ぜ合わせないとキャラクターが1人の人格として浮き上がってこないんです。それがないと、観ている人が『演じているな』と感じるものになってしまって、心に響く作品にはならない。いろんな原料を集めて、自然にブレンドして醸成させることが必要なんです。今回はそのためにいろんな方の話を聞いて、そこから醸成させて抽出したような感覚です」
「同性婚の法制化は実現すべき」
鈴木が原作小説の文庫版に寄稿した解説文には、こうつづられている。
「中学生の浩輔のように自らのセクシュアリティを理由に命を絶つ選択を考えてしまうような少年少女が、この国から、この世界から1人もいなくなることを私は願います。そのためには私をふくめた社会全体の意識の変革、教育や制度の改革が必要だと感じています」
本作を世に発表するにあたって、鈴木は「演じる以上の責任があると考えている」という。
「自分なりに性的マイノリティに関する社会的状況を調べるなかで、日本は多くの点でまだまだ生きづらい社会だなとあらためて思いました。歴史的に欧米に比べれば激しい差別は一見少ないように見えるけれども、そのぶん見えづらい形で差別や偏見が根強く残っているのを感じます。自分のなかにもいまだに無意識の偏見があるのを感じますし、欧米のあり方がすべて正解とは思わないけれど、僕たちは次の段階に進まなくてはいけない時期に来ているのではないでしょうか」
そう語ったうえで、話は同性婚の法制化に及んだ。
「いま変えられることとしては、同性婚に関して法制化するべきだと考えています。賛成意見も反対意見も注意深く読ませていただいた上で、自分の意見が固まりました。さまざまな角度からの意見がありますが、これは何にも優先して個人の尊厳や人権の話なんだと。 “国”が結婚という形を認めることは、『当たり前の存在ですよ』と法的に明言すること。それによって僕たち社会の意識は確実に変わるし、思い悩む思春期の子どもたちの心もかなり軽くなるんじゃないか。今回あらためて勉強して、そういう思いは非常に強くなりました」
面と向かって聞いていると、この力強い言葉が間違いなくその身の内側から生まれてきていることがびりびりと伝わってくる。鈴木亮平の比類ない存在感は、自身の考えを自身の言葉で語ることができる知性に裏打ちされている──筆者はそんな確信を得た。
昨日Twitterに以下のような投稿して、炎上しました。
かつて人種差別が履行されていた国では、白人女性が黒人が同じバスに乗るのは恐怖だと訴えていた。それは白人女性の権利を守ることでなく黒人差別であった。この人の発言は、この白人差別女性と同じ。トランス女性差別でしかない。
トランジェンダー女性差別の問題を黒人差別の問題に例えたのがよほど気に食わなかったらしいのですけどね。あらゆる差別には、よく似た社会構造があります。人種差別、障がい者差別、性差別。ある差別は世知化されてある差別はよくない。そんなことないです。すべての差別は、許さない。
セクマイ・嗜好ブログ トランスジェンダーへ">
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シンガーソングライター2021年でデビュー50周年、今年で53周年。イルカさんのおっとりとした性格と歌声すきです。それにいつまでもお若いです。
特に わたしは、イルカが歌う伊勢正三氏の曲が好きです。
イルカのロデビュー曲『あのころの僕は』 伊勢正三氏といっしょに歌ってます。
最大のヒット曲は、『なごり雪』ですね。イメージ的には、ちょうどこれから3月でしょうか。
「なごり雪」と言葉は、伊勢正三氏の造語みたいですね。
私が一番好きなのは『雨の物語』 この画像若ですね。
『海岸通り』もわたしの大好きな名曲だと思います。
あ、すべて別れの曲ですね。
最近の記事です。主に夫とのことを語られています。興味ある方は余で観てください。
[イルカさん]夫に「私を全部あげます」…最愛の人はパーキンソン病 きっと天国で「僕たちも役に立ったよね」と言っている https://news.yahoo.co.jp/articles/01e8bbf432ae69b727336ccf45f197350790d575?page=1
中曽根元外相、元国会議員が、男が女子トイレや女子風呂に入るようになり、そういうことをめぐって訴訟も多くなる。こうしたことがおこりうる「差別は許されない」とする文章に懸念ということです。この間何度も指摘した論外な滑稽な話なのですけどね。
LGBT議員立法 中曽根元外相「差別は許されない」の文言に懸念
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230222/k10013988261000.html
2023年2月22日 18時03分
LGBTの人たちへの理解を増進するための議員立法をめぐり、自民党の中曽根元外務大臣は、焦点となっている「差別は許されない」という文言を盛り込むことについて、懸念を示しました。
LGBTの人たちへの理解を増進するための議員立法は、おととし、自民党内で意見がまとまらなかったため、国会への提出が見送られ、自民党内では、一部で反発が根強い「差別は許されない」という文言の修正を模索しています。
こうした中、自民党の中曽根元外務大臣は、所属する二階派の会合で「理解を増進するのは当然で、法案をつ自民党の中曽根元外務大臣は、所属する二階派の会合で「理解を増進するのは当然で、法案をつくることは大賛成だが、議員立法として野党側と話し合いをしているうちにだんだん問題が出てきた。その中の1つである『差別は許されない』というひと言については、よく考えていただきたい」と述べました。
そのうえで「例えば、男性の体をしていて、自分は女性だという性自認の人が、女性用のトイレに入ってきた場合に、施設の管理者が出て行くように言うと、差別だと言われ、裁判沙汰になりかねないが、そうした問題が全然議論されていない」と指摘しました。
LGBT関連法案が成立しても変態男が女子風呂に入ることは許されません。今までと同じように逮捕されます。このイラストのように変態男が女子風呂に押し掛けるようなことは、起こりえません。それはトランスジェンダー女性への悪質で差別的なデマです。
だいたいトランス女性が、コンプレックスのある○○をぶらぶらさせて、恥ずかしげもなく女子風呂に入るなどということは、考えられないです。
この問題で最近紹介したことのある哲学入門CHのじゅんちゃんが、わかりやすくその考えのおかしさを指摘されています。
https://www.youtube.com/watch?v=SDBeoKwnZJ4
LGBT推進法で「女風呂に自称女の男が押し寄せても逮捕できなくなる」のか
冷静で論理的なわかりやすい話ですね。説得力ある論理ですね。ただありえないようなデマで怖がってしまう人たちもいるようです。こうして逮捕されるような問題は、トランジェンダーに問題があるわけでなく性犯罪や性暴力をふるう本人に問題があるのです。