『空の大怪獣ラドン 4Kデジタルリマスター版』、中洲の太陽会館に観に行きました。阿蘇山から生まれて北部九州でt区別の思い入れのある怪獣でした。
ラドン知らない人に簡単な解説を乗せときます。
解説
『ゴジラ』『モスラ』と並ぶ東宝怪獣映画の代表作。核実験と異常気象の影響で太古の翼竜プテラノドンが突然変異を遂げ、九州・阿蘇山に出現。火口から飛び立ち、自衛隊戦闘機と空中戦を繰り広げた後、福岡に襲来。巨大な翼が巻き起こす突風と衝撃波が街を破壊する。円谷英二特技監督の指揮下、精緻を極めたミニチュア美術が驚異的。
物語
九州・阿蘇。坑道内で炭鉱夫たちが次々と水中に引き込まれて惨殺される連続殺人事件が発生。ある夜、遂に姿を現したその犯人は、体長2メートルを超える古代トンボの幼虫メガヌロンだった。炭鉱技師の河村(佐原健二)は、自衛隊とともに坑道内に逃げ込んだ怪物を追うが、機関銃掃射の衝撃で落盤が発生、生き埋めになってしまう。後に河村は記憶喪失状態で発見されるが、その頃、世界各地で正体不明の超音速飛行物体が目撃されていたー。
こぼれ話
メガヌロンが姿を現す場面や主人公が記憶を失うエピソードは、原爆実験によって巨大化したアリが暴れ回るハリウッド製SF『放射能X』(54)からの影響がうかがえる。ラドンは本作の後、『三大怪獣 地球最大の決戦』(64)、『怪獣大戦争』(65)、『怪獣総進撃』(68)でゴジラと共闘してキングギドラを撃退。平成に入ってからは『ゴジラvsメカゴジラ』(93)、『ゴジラ FINAL WARS』(04)に登場。『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(19)でハリウッド・デビューを飾った。
福岡の中州にある太陽会館に見に言観ました。全国でこの映画を観るのは、ベストの映画化でしょうね。
初めてこの映画館に入ったのですが、レトロな素敵な映画館でした。
劇みたいな映画館でした。
全国高校駅伝大会が、25日京都で行われました。運動音痴のわたしですが、唯一得意なのが、長距離走です。高校のころ一人で夜、ジョギングで5キロ前後走ってました。当時は結構スリムだったんですけどね。このイラスト、高校のころのあたし似てるような?
女子は、長野東高校。男子は倉敷高校が優勝しました。わたしは、やはり女子駅伝の方が興味あります。
女子選手が走っているほうが、ドキドキしちゃいます。自分が走っているような気持になります。
特に地元でもあり、わたしの好きな学校である筑紫女学園が出場すると熱が入ります。今年も1区で少し出遅れたんです江けど、7位入賞。出場できるとだいたい上位入賞はするのですが、福岡には北九州市立というライバル校もあり、今回は3年ぶりの出場でした。過去3回全国制覇した女子駅伝の名門校でもありますが、九州の女子高の中でも進学校としても有名な学校です。浄土真宗の仏教系の学校でもあります。中学から入った生徒は、けっこう金持ちも多く、お嬢様も多いです。
もしわたしが、高校生からやり直しができるなら、行きたかった高校かな。制服はセーラー服なんだけど似合うかな?トランス女性の入学とか認めていないと思うけど(笑)
最近の高校駅伝特色は、男女とも留学生がいて、桁違いの速さを見せています。今回もそうでした。それで留学生は、一番距離の長い1区は走れないようになっているようです。また大会記録と日本高校記録を区別しているようです。男子は、倉敷高校は留学生がいて大会記録。2位の佐久聖高校は、留学生なしの日本高校記録と報道していました。
体格がものをいうスポーツの場合、トランス女性の参加が問題になっています、わたしは、こういった一定のルールを作って、参加を認めるべきだと思います。例えば、トランス女性が金メダルをとった場合、それを認めた上で2位の女性にも金メダル、3位の女性は、魏メダル。4位は銅メダル。トランス女性が世界記録をだしたら世界参考記録。従来の女性の世界記録はそのまま。いかがでしょうか。
今日はサービス、サービス、わたし胸少しあるでしょ?
昨日書いた記事の続きです。
女子トイレ問題でわたしは、普段女性として生活していて見た目女性ですでに女子トイレ使っている人もいます。また差別を恐れてカミングアウトせず女子として生活している人もいます。そういった人たちを男とか元男とだと言って、女性空間から追いだすような議論はおかしい。またトランス女性が、性犯罪を犯すかのような視点での議論はおかしいていってきました。
ただ欠けていたのは、ルッキングの視点かな。見た目ですね。やはり見た目女性としてのパス度が高くないと、女性として生活sるのはきびしいのではないかと思っていました。実際厳しいと思います。ただ見た目で判断するというのは、差別になってしまうのではないのかとい視点です。この記事を読んでそんなことを考えさせられました。
「女性として生きたい」トランスジェンダー「見た目」問題の葛藤 #性のギモン
https://news.yahoo.co.jp/articles/d08a19a5091d59b082788d18b9be0f54386d6015?page=4
【外見は個性、多様性への理解が必要 北海道議会議員のMTF渕上綾子さん 】
「男性の体が嫌で。だから早くお金をためて、性別適合手術を受けたかったんです」
北海道議会議員の渕上綾子さん(47)はそう語る。MTFトランスジェンダーだ。性自認の違和感は幼少時からあった。北海道大学大学院修了後、農林水産省の研究施設に就職。1年で退職し、2001年、札幌のニューハーフショークラブに転職した。ニューハーフショーに関心があったのに加え、性別適合手術用のお金もためやすいと考えた上での決断だった。
当初、性別適合手術をしようと札幌市内の大学病院を受診していた。だが、1年間通っても、治療にたどり着けなかった。
「(GIDの)診断書が出るまでにも何年もかかってしまう。その間にも、どんどん自分が望まない体になっていく。それは苦痛でしかなかったですね」
それなら費用も安く抑えられる海外で受けようと考え、2004年、29歳の時にタイで手術を受けた。かかった費用は当時の為替レートで約55万円だった。
「今でも、北海道で受診できる施設は5カ所にとどまり、予約困難な状況です。性同一性障害の人はもっと多いはずなので、せめて各医療圏に1カ所ぐらい、GID治療ができる施設がほしいです」
渕上さん自身は24歳の時から女性ホルモンを投与してきた。ニューハーフショーでステージに上がる必要性もあり、自身で外見の「パス度」も上げてきた。そのため、女子トイレを利用するハードルは高くなかったという。そんな自身の努力はありながらも、「見た目」でトランスジェンダー当事者のトイレ利用の可否を判断するのはおかしいと指摘する。
「ボーイッシュな外見を自分の個性だとしている女性だっていますよね? 『女性』にも多様性があるわけで、幅広い多様性への理解が必要でしょう。外見の度合いである『パス度』でトイレ利用の受け入れを判断するのは、それこそルッキズムであり、重大な人権侵害だと思いますよ」
【トランス女性の「パス度で差」は疑問 弁護士の立石結夏さん】
見た目を判断基準とする「ルッキズム」は、法曹界でも問題視されている。弁護士の立石結夏さんは、近年、トランスジェンダーの外見が争点となった裁判例が続いており、判決に「ルッキズム的な視点」が盛り込まれるケースが出てきたと指摘する。
例えば「経済産業省事件」。男性として入省した職員が性同一性障害の診断を受け、女性職員として勤務したい旨を上司に伝えた。女性用トイレも使用できるようになったが、「当面の間は」勤務するフロアから2階以上離れたトイレを使うよう指示された。それから数年経っても処遇は改善されず、さらに異動先でのカミングアウトを求められ、上司から「男に戻ってはどうか」といった発言など様々なハラスメントを受けたため、職員は国を提訴。一審判決では、上司の発言の一部とトイレの処遇は国家賠償法上、違法とされた。
現在、上告中である同事件の原告代理人である立石さんは、司法の外見に関する捉え方に疑問を呈している。
「一審が、性同一性障害を取り巻く状況と、原告自身と原告の職場環境について丁寧に事実認定し、上司の発言と、トイレの制限をそれぞれ違法と判断したことは高く評価できます。ただし、原告が『女性らしい外見をしているから、周囲が違和感を抱く可能性が低い』といったことを根拠に判断を下した部分があります。これは、いわゆる『パス度』の話です。パス度が高いトランスジェンダーとそうでないトランスジェンダーとで、その人の権利や法的利益の保護の範囲が異なるとすれば、それは見た目による不合理な差別ではないかと疑問に感じます。ルッキズムは明らかな差別。トランスジェンダー女性についても同様に差別だと私は思っています」
一方で、二審の高裁判決では、トイレの制限は適法と判断された。他の職員がもつ性的羞恥心や性的不安も考慮して、全職員にとっての適切な職場環境を構築する責任があるとされたのが理由だった。立石さんによれば、「原告も女性用トイレの使用を開始してからすでにかなりの年月が経過していますが、苦情を述べた女性職員は一人もいません」という。
「裁判所は、人権の砦として『ルッキズム的な視点』に自覚的であるべきです」
昨今ではLGBTQなど性的マイノリティーのトイレを含む悩みへの理解も広がっている。ただ、一部にはまだ違和感を覚えている人たちもいる。
そんな中で、当事者側も女性側を気遣う意見を持っている。黒部さんは柔らかにこう話した。
「私たちMTF当事者は、ただ純粋に女性として生きたいだけなんです。それを多くの人に理解してもらえたらありがたい。もちろん私たちは、当事者の権利だからと、何をやってもいいとは思っていません。やっぱり社会に対して、こちらから歩み寄る行動も必要だと思う。そんな考えを、逆にMTF当事者の人たちにも伝えていきたいなと思っています」
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「#性のギモン」は、Yahoo!ニュースがユーザーと考えたい社会課題「ホットイシュー」の1つです。人間関係やからだの悩みなど、さまざまな視点から「性」について、そして性教育について取り上げます。子どもから大人まで関わる性のこと、一緒に考えてみませんか。
古川雅子(ふるかわ・まさこ)
ジャーナリスト。栃木県出身。上智大学文学部卒業。「いのち」に向き合う人々をテーマとし、病や障がいの当事者、医療・介護の従事者、イノベーターたちの姿を追う。「AERA」の人物ルポ「現代の肖像」に執筆多数。著書に『「気づき」のがん患者学』(NHK出版新書)など。
特にTwitterで女子トイレの問題などトラン女性を差別する中、ルッキングは差別であるという視点も裁判の判決に取り入れられるような風潮に変わろうとしてる時代に私たちは、生きてるのかなと思います。
最後のところ、うまくまとまって、説得力あると思いました。
立石さんによれば、「原告も女性用トイレの使用を開始してからすでにかなりの年月が経過していますが、苦情を述べた女性職員は一人もいません」という。
「裁判所は、人権の砦として『ルッキズム的な視点』に自覚的であるべきです」
昨今ではLGBTQなど性的マイノリティーのトイレを含む悩みへの理解も広がっている。ただ、一部にはまだ違和感を覚えている人たちもいる。
そんな中で、当事者側も女性側を気遣う意見を持っている。黒部さんは柔らかにこう話した。
「私たちMTF当事者は、ただ純粋に女性として生きたいだけなんです。それを多くの人に理解してもらえたらありがたい。もちろん私たちは、当事者の権利だからと、何をやってもいいとは思っていません。やっぱり社会に対して、こちらから歩み寄る行動も必要だと思う。そんな考えを、逆にMTF当事者の人たちにも伝えていきたいなと思っています」
わたしは、女性の権利とMTF・トランス女性の権利って、決して対立するものではないと思っています。
Twitterで以下のようなこと、書いてます。
生活保護の問題を不正受給が多いことだと思っている人がいるが、そのハードルが高く必要なのにもらえない人がいることが問題だ。
トランスジェンダーの問題をトランス女性が女性の人権やそのスペースを侵害することだと思っている人がいるが、その既成概念による偏見や差別があることが問題だと思う。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d08a19a5091d59b082788d18b9be0f54386d6015?page=1
上記記事、かなり踏み込んだ記事になっています。少し長くなるのですが。2回に分けて紹介します、トランスジェンダー特にトランス女性の問題について書いています。最近Twitterで以下のような書き込みしました。Twitterでは、MTFトランス女性を差別したり偏見の目で見たりする人が少なからいらっしゃるようです。
生活保護の問題を不正受給が多いことだと思っている人がいるが、そのハードルが高く必要なのにもらえない人がいることが問題だ。トランスジェンダーの問題をトランス女性が女性の人権やそのスペースを侵害することだと思っている人がいるが、その既成概念による偏見や差別があることが問題だと思う。
こういったことにも踏み込んだ記事になっています。
以下そのyahooニュースより
生まれた時に割り当てられた性別と、自身で認識する性が一致していない「トランスジェンダー」。トイレなど男女別施設を利用する際、社会から厳しい視線を受けることもある。「見た目」で判断される機会が多い当事者たちはどんな葛藤を抱いているのか。周囲はどう受け止めていけばよいのか。課題に向き合う当事者、医師、法律家を取材した。(文・写真:ジャーナリスト・古川雅子/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)
【「自分はGIDなんじゃないか」45歳で性別変更 福岡市に住む黒部美咲さん】
福岡市に住む黒部美咲さん(54)には、10年ほど前まで時々人知れぬ気持ちを解放させる習慣があった。家から女性の服を持参して着替え、女性の格好をして街を歩く。すると「本当の自分としていられる気がした」のだ。今では当たり前のことだが、この時はやや勇気のいる行動でもあった。当時の黒部さんは、身体的にも法的にも男性だったからだ。
「年に7回くらいの頻度で、女の人の格好をして街を歩く。そうして、本当は本来の自分である『女性』として生きたいという気持ちを抑えていました。ただ、そんな自分は一体何者なのかは、よくわからずにいたんです」
男性として生まれ、性別に違和感を初めて覚えたのは6歳の頃。中学2年生の時、「セーラー服の制服が欲しい」と母親に伝えた。だが、母子家庭で生活に余裕はなく、母親からは「ごめんね。うちはお金がないから買えないんだ」と金銭的な理由を名目にお茶を濁された。
自分の性別に違和感を持ちながらも、26歳の時に女性と結婚。事前に自分のことをカミングアウトし、ある程度、了解を得てはいた。子どもも授かった。
40代になって、テレビのニュースで初めて「性同一性障害」(GID:Gender Identity Disorder)という言葉を聞いた。性別の自己認識と身体の性が一致しない状態のことで、「もしかして、自分はこれなんじゃないかな」と思い始めた。
悶々とGIDについて考えながら、道で女性とすれ違った時、いたたまれない気持ちになった。「私も女性なのに、なぜこうして普通に女性として街を歩くことができないんだろうと。そう思うと、とめどなく涙が出てきて止まらなくなっちゃったんです」。一時はもう死ぬしかないとまで思い詰めたという。
GIDを知ってから1カ月ほど葛藤が続いたが、意を決して家族に「これからはひとりの女性として、普通に暮らしたい」と打ち明けた。
「妻も本当に女性として生きたいと言うとは思っていなかったようで、心底驚いていたし、10歳だった息子も大泣きしていた。家族には本当に、すごく辛い思いをさせてしまったと思います」
45歳の時にホルモン治療を開始。同年に性別適合手術を受けた。ただ、家族の間に溝も生まれ、手術の3年後に離婚。子どもが成人した今年、戸籍上の性別も、女性に変えた。
【勤務先の女子トイレ使用で職場に通報 福岡市に住む黒部美咲さん2 】
「LGBTQ」と総称される性的マイノリティの中で、自分の性別(性自認)に違和があるのが「T」のトランスジェンダーだ。
トランスジェンダーには、男性の身体で生まれたが女性の心を持つ「MTF」(Male to Female)」と、女性の身体で生まれたが男性の心を持つ「FTM」(Female to Male)」がいる。法的に性別を変更するには、自分が認識している性別に身体を適合させる手術が必要になる。かつて「性転換」手術と呼んでいたが、医学的に一致していなかった「本来の性別」に合わせるのが趣旨として性別適合手術と呼称も変更されている。
日本では2003年に成立した性同一性障害特例法により、法令上の性別の取り扱いと、戸籍上の性別記載を変更できるようになった。司法統計によると、性別変更の人数は2004年から2021年までに1万1030人を数え、年々増え続けている。
トランスジェンダーの人たちが生活する上でしばしば困難を覚えるのは、トイレや更衣室など男女別の施設やサービスにおいてだ。とりわけ「MTF」の場合、見た目によって周囲が当惑してしまうことがある。
前出の黒部さんも性別適合手術を受けた後に、当時勤めていた施設の女子トイレを使った際、ビルの保安担当者から職場の上司に通報されたことがあった。その時は理解ある上司に助けられたという。
「(手術後)当初はドキドキしながら公衆の女子トイレを利用していました。今は道を歩いていても、トランスジェンダー当事者であると思われることはありませんが、見た目の重さは私たちには大きいです」
黒部さんは、2013年に性別適合手術を受ける前から、自認する性別である女性に容姿を近づけるべく、また、周囲から自然に女性に見られるよう、努力を続けてきた。女性ホルモンの注射を毎月打ち、全身の脱毛もした。
現在「日本性同一性障害と共に生きる人々の会」九州支部長を務め、企業や学校などで講演活動をしつつ、トランスジェンダー当事者たちの相談にも乗り、サポートしている。多数の相談を受けてきた経験から、MTFには「骨格や年齢の壁」があると感じる。女性ホルモンの注射を打てば、骨格や顔つきまで変わって女性らしくなれると考える当事者は少なくない。顔つきは少しずつ変わっていくこともあるが、骨格は基本的には変わらない。
「思い描く女性の姿になれずに悶々とし、うつになってしまったり、(性別適合手術を)断念したりということが多いですね」
こうした見た目に関わる問題に対して、自覚的に対応しているのが、接客業に従事する「ニューハーフ」と呼ばれる人たちだ。
【社会的な認知のずれと「パス度」 東京・町田でニューハーフパブを経営する山本静香さん 】
山本静香さん(55)は東京・町田でニューハーフパブを経営するMTFトランスジェンダーだ。世間では昨今、外見について発言することはタブー視される風潮があるが、MTFの当事者としては「私たちが社会的な認知を得るためには、むしろ見た目こそが重要」だと率直に話す。
「MTFの人もいろいろ。苦労なく女子トイレに入れる人たちもいます。でも、ラグビー選手のような体形の方が中年になってから性別適合手術を受けたとしても、それで周囲が女性として受け入れるかどうか……」
山本さんは高校卒業後、新宿2丁目のゲイバーに勤務。ニューハーフを売りにした別の店から誘いを受け、22歳の時に女性の容姿で暮らすようになった。ホルモン注射を打ち、豊胸手術を受けた。
今は30代のMTFパートナーがいるが、二人の戸籍上の性別は同じではない。パートナーは性別適合手術を受け、性別も女性に変えた。一方の山本さんは、性自認は女性だが、性的指向は男性と女性の両方あり、精巣は摘出したが、性器は残した。戸籍上は男性のままだ。
「綺麗に見られないとプロとしては失格」という意識で接客業に従事する。そんなニューハーフだからこそ、見た目にはお金をつぎ込んできた。顎、鼻、目。顔まわりだけで300万円ほどかけて整形した。山本さんは「パス度」(外見で性自認どおりに社会に通用する度合い)という言葉を用いてこう語る。
「整形で身体の骨格までは変わらないけれど、顔の肉づきは変わります。見た目だけ女性に寄せて『パス度』を上げていくなら、性別適合手術を受けるより、顔の整形をしたほうが早道ではと思えるくらいです。あくまでもニューハーフのものの見方ですけれど」
ただ、ホルモン治療や性別適合手術には、年齢とお金の問題が降りかかる。
【手術費用の壁と実状に合わない制度 ナグモクリニック名古屋院長の山口悟さん】
形成外科専門医で名古屋市のナグモクリニック名古屋院長の山口悟さんの元には、40代から70代までの中高年が治療を受けたいと訪れる。
「社会の中で自らの望む性別で生きることを、当事者は『埋没する』と言います。個人差はありますが、20代を過ぎると男性としての体型が完成してしまって、ホルモン治療を受けたからといって完全に女性として『埋没』するレベルを目指すのは難しくなる」
その上、性別の違和を感じる人がすぐに性別適合手術に踏み切るわけではない。現状の制度と実状が合っていないためだ。
性自認の違和を自覚した場合、まずは身体の違和感を解消すべく、MTFの人であれば、女性ホルモンを投与するホルモン治療に進むのが一般的だという。このホルモン治療は自由診療の扱いで毎月数千円がかかる。
手術費用もかさむ。2018年から性別適合手術への公的医療保険の適用が始まったが、保険が適用されるケースはけっして多くないからだ。すでに自由診療のホルモン治療を受けている人は「混合診療」となるため、性別適合手術が保険適用の対象から外される。保険適用外の自由診療では100万円以上の費用がかかる。若い世代など経済的な余裕のない当事者が、費用面で足踏みするケースは少なくない。
さらに、この分野の医師が少ないという問題もある。保険適用で性別適合手術に進むには、事前に2人の精神科医が診断する必要があり、その上でGIDと診断された人が手術を受けるかどうか選択できる。だが、GIDを正確に診断できる目安となる精神科領域のGID学会認定医は全国で十人程度しかいない上、性別適合手術を行える外科医も数えるほどしかいないと山口さんは言う。
「日本では治療への間口が狭い上に、その先も狭い。多くの当事者が迅速に診断を受けられない上に、その先の手術の担い手が、たとえ自由診療であったとしても、極めて少ないのです」
こうした現状を受け、タイなど海外に活路を求める人は少なくない。そんな決断をした人の中には、現職の地方議員もいる。
(続く)
杉並区がパートナーシップ制度を始めるためのパブリックコメントが実施されているようです。
杉並区では「(仮称)性の多様性が尊重される地域社会を実現するための取組の推進に関する条例」を制定し、「(仮称)杉並区パートナーシップ制度」をはじめとする取組を進めていく考えです。この条例と制度の骨子案について、パブリックコメントを実施するとともに、区民説明会を実施します。ぜひ多様なご意見をお寄せください。
「(仮称)杉並区性の多様性が尊重される地域社会を実現するための取組の推進に関する条例(骨子案)」について区民意見を募集します https://www.city.suginami.tokyo.jp/ne
「(仮称)杉並区性の多様性が尊重される地域社会を実現するための取組の推進に関する条例(骨子案)」及び「(仮称)杉並区パートナーシップ制度」
ところがですね、こんなチラシを作って、反対されてる方がいらっしゃるようです。
トランス女性を差別するような内容になっているのですが、この間何度か書いている女子トイレや女子風呂を問題にして、犯罪が増えるかのような主張です。
トランス女性ってこのイラストのような人を言うのではありません。いかにも「男」、「オカマ」ぽい人がトランス女性であるかのような差別的な表現の仕方になっていると思います。
この方の主張は、以下の通り。この間指摘した「j女性スペースを守る会」の主張と同じです。
女性を自称するただの男が、この杉並区のパートナーシップ制度を悪用して「女湯に入りたい」等と言い出し、女性の安全が脅かされる恐れは十分にあるということです。
お風呂屋さんが「あなたは男でしょう」と指摘すれば、性を理由とする差別だ、条例違反だと言われてしまうのだから。
女性を自認する男が、女子トイレや女性風呂に入り、犯罪が増えるというのです。だいたいどう見ても男にしかみえない男性が、女性スペースに入るのは無理があります。また痴漢目的であればは犯罪です。
差別を恐れ、カミングアウトせず女性として暮らしているトランス女性もいます。そういった方がアウティングしないといけないような状況に追い込まれるようなことになっては、いけないと思います。この手の主張の特色は、結局j女性として生活しているMTFの生活を脅かすことになるということです。
トランス女性によって女性の権利が侵害されるという人がいます。黒人の権利を求めることが、白人の権利を侵害することになるでしょうか。トランス女性も含めて女子トイレが安全に使われるようにすることが大切なことだと思います。トイレは個室ですし、用を足すために入るわけです。また普段女子として生活しているトランス女性が、男子トイレに入るというのは無理があります。多目トイレがあれば、そちらを利用するのはありだと思います。
公衆浴場の場合、どうでしょうか。例えば○○のある男性が、自分が女だといって○○ぶらぶらさせながら、女性風呂にはいれるでしょうか。もし○○がまだついている場合、それを必死で隠すしかありません。絶対見られたくないです。入浴や体を洗う場合、隠すので必死のはずです。とても女子風呂に無理に入って、くつろいで入浴などできないと思います。
トランス女性を認めると性犯罪が増えるという主張、そしてトランス女性をそうした性犯罪者の予備具であるかのように言うことは、ヘイトだと思います。
あとこういうことを主張する人たち、何か女性の人権が大切なような言い方をしてますが、ジェンダー平等な社会を目指してるのではなく従来の家父長的な家族観に立っている人が多いようです。このチラシを作成された方も結局同性婚に賛同してるとは思えないです。反対ためトランス女性問題をもちだされてるような気がするのです。