NHKBSで特集ドラマ『アイドル』が再放送されました。主人公は戦時下のアイドル明日待子。実は、わたしはこの方知らなかったんですけど、このドラマを見て興味もってしまいました。ドラマでは、古川琴音さんが主人公待子役をされていました。
戦時下のアイドルって?と思ってみてたのですが、引き込まれちゃいました。
NHKのホームページに以下のような紹介がありました。
https://www.nhk.jp/p/ts/98L13QPNKX/
この番組について
いつの時代も若者を熱狂させ、ときめかせる“アイドル”。
昭和初期から終戦間際まで、戦時下の日本で、1日も休むことなく営業を続けた劇場「ムーラン・ルージュ 新宿座」。そこは、“アイドルに会いに行ける劇場”でもあった。
ファンとともに成長し、劇場の絶対的エースとなった明日待子(あした・まつこ)。
日本が戦争へと進む中でも、ファンの声援に笑顔で応え、ステージで歌い、踊り続けた…
この番組のテーマは“戦時下のエンターテインメント”です。明日待子という一人のアイドルの青春を描いたドラマでもあり、劇場での歌とダンスを贅沢に物語に取り込んだ、音楽ステージ・ショーでもあります。当時実在した登場人物や劇場をベースとした、オリジナル作品です。
【あらすじ】
昭和11年、岩手から上京した小野寺とし子(古川琴音)はスターになるため、新宿の劇場 ムーラン・ルージュのオーディションを受ける。その場で支配人兼プロデューサーの佐々木千里(椎名桔平)や劇場の看板女優・高輪芳子(愛希れいか)の目に留まり、座員として劇場で働き始める。
とし子は下積み生活を続け、寝る間を惜しみ、1日の大半を稽古や本番のステージに費やしていた。 そんな中、ある事がきっかけで、とし子はステージのセンターに立ち、歌い踊ることになる。
半年後、とし子は名前を“明日待子”に変え、同僚の小柳ナナ子(田村芽実)らとともに、若手グループを結成し、圧倒的人気を誇っていた。大勢のファンが詰めかけ、劇場は連日満員御礼となった。待子は不動のセンターとなり、ファン一人一人の恋人“アイドール”となった。
その一方、日本は戦争へ突き進み、その影響はムーラン・ルージュにも及んだ。劇場のシンボルだった赤い風車が取り外され、看板俳優の山口正太郎(山崎育三郎)も出征し、やがて待子も戦地のファンの 期待に応えようと、戦争に協力していく…。
【作】八津弘幸 (連続テレビ小説「おちょやん」、「半沢直樹」、「下町ロケット」、「陸王」など)
【音楽】宮川彬良
【出演】古川琴音 山崎育三郎 愛希れいか 正門良規 (Aぇ! group/関西ジャニーズJr.) 田村芽実 椎名桔平 ほか
【制作統括】内田ゆき
【プロデューサー】渡辺哲也 石村将太
【演出】鈴木航
【ステージ演出】池田泰洋
ステージシーンがユーチューブ動画であげられていました。見てみてください、
今のアイドルグループに通じるものがありますね。みんなかわいらしいし、当時の軍国主義の少年たちにとって、偶像として彼女たちが心の支えになったんですね。悲しいですけど。
【ウイキペディア 明日待子】には、以下のようにあります。
1936年(昭和11年)5月、ムーラン・ルージュ新宿座に観劇に来た、間も無く満州に出征する第1師団兵士が、演目終わりに「明日待子万歳!」と声を上げる。この日からムーラン・ルージュ新宿座には「明日待子万歳!」の声が連日響くようになり、学徒出陣が始まるとさらに大きくなっていった。待子はステージから兵隊たちに呼び掛け、一人一人手を握って「ご苦労様。ご武運長久をお祈り致します」と声を掛けて回ったという。
亜希も若ければ、男の娘アイドルになりたかったな(笑) でも無理、無理。踊れないし、歌えない。でも可愛いかっこするの大好きです。ただこの年齢になったらね?
下のイラストは、わたしよ。アイドルみたいにかわいくない????
花月というリングネームで活躍されていた石野由加莉さん、引退後適合手術されて名前も石野結と改正して男性として生活されているようです。上の写真はプロレスラー時代の石野さんです。
下の写真は最近の石野さんです。
彼のインタビューが掲載されていますので一部紹介します。
女子プロレスラー引退後にぶつかった性別の壁「イヤすぎた」 性転換を決断した理由
https://news.yahoo.co.jp/articles/296d7e07a299674f60bac9c91c1dd61e42603444?page=1
LGBTQに悩む人たちの役に立ちたいとの思いから公表
2008年8月にセンダイガールズプロレスリングでデビューし、フリーからスターダムに参戦、頂点王座であるワールド・オブ・スターダムのベルトも獲得した花月は20年2月24日、師匠・里村明衣子(現WWE)とのシングルマッチをメインとした自主興行を最後に約12年のプロレスラー生活にピリオドを打った。その後は一般企業で働いていたが、今年5月13日、YouTubeにて1年前に性別適合手術を受けていたことを発表。石野結(いしの・ゆう)に改名し、戸籍上も正式に男性となっていたのである。そして6月には自身の半生をつづった「元悪役女子プロレスラー、男になる!」(彩図社)を出版。現在はあこがれだったという「スーツを着たサラリーマン」として働くかたわら、LGBTQに悩む人たちの役に立ちたいとの思いから、さまざまな活動をおこなっている。
「いままでは気持ちが男なのに、身体が女だからトイレなら女性トイレ、お風呂は女湯に入らないといけないじゃないですか。でも、いまは堂々と胸張って、オレは男だぞって感じで歩けます(笑)。すべてにおいて解放感に満ちあふれて、毎日が楽しいですね!」
実は、物心ついた頃から自分の性別に違和感を抱いていた。両親と姉2人、弟2人のいまどき珍しい大家族だが、家族は男なら男らしく、女性はみんな女性らしかった。自分だけが同世代の男の子と同じものばかりに興味を示し、好きになるのは同姓という事実に「私だけヘンなのかな……」と常に疑問を抱いていたという。
モヤモヤを抱えた状態で、中学卒業と同時にプロレスの世界に飛び込んだ。さいわい、そこでは自身の性別を忘れることができたという。女子プロレスだから、基本的にまわりはすべて女性だ。恋愛対象も女性だけに、恋心が芽生えたとしても不思議ではないのだが……。
「なぜか、それはなかったですね。プロレスでは性別を一切感じなかったです。強いて言うなら、イベントなどで『好きなタイプは?』と聞かれて戸惑ったりとか、化粧をするときとかに違和感はありました。ただ、キャリア後半は顔面ペイントをしてたので、全然大丈夫でしたね(笑)。自分、(スターダムの)AZMちゃんをかわいがってたじゃないですか。こないだ、『AZMちゃんを(恋人に)狙ってたんですか?』っていう質問をされたんです。そう思われるのも無理ないと思いましたけど、実際には恋愛感情はなかったです(笑)。かわいいのは事実ですけど、あれは親心というか。親心とネタでしたね(笑)」
プロレスが現実を忘れさせてくれた。プロレスに没頭する時間は、たとえ周囲が女性ばかりでも、性別への悩みを消し去ってくれたのである。
それだけに、プロレスを引退したのは性別への悩みではなかった。それは、すべてのタイミングが合ったから。次のキャリアを考え、踏み出すときだったのだ。ところが、リングを下りると自身の性別について再び悩むようになる。
「プロレスやめてからの人生、やっぱり性別って大事だなって思ったんです(苦笑)。もう、花月じゃないですからね。世間一般って男女で振り分けられるんだと、身にしみて実感しました。もう、それがイヤすぎて……」
そう感じ始めた頃、レスラー時代の盟友、木村花の訃報を聞いた。同じリングで過ごした仲間であり、ときには激しくぶつかったりもした。だからこそ、自分はこのままでいいのだろうか、自身の人生について本気で考えるようになったというのだ。そこで出した答えが、「自分らしく生きよう」。つまり、男性として生きていく決断である。
性転換手術から1年後に木村花メモリアル大会でリングに“復帰”
いろいろ調べていくうちに、このような悩みを持つのは自分だけではないと知ることができた。スポーツ選手でも引退後に性転換をする人がいると知った。さすがに女子レスラーを男性にするのは初めてだと言われたが、担当医師のアドバイスが大きな励みにもなった。
「手術後、結婚して子どもができて楽しく暮らしてる人がたくさんいるよって先生に言われたんですよ。だったら、自分の体験を世の中の悩んでいる人にもっと伝えないといけないと思ったんです。(同じ悩みを持つ)ボクらの未来は明るいぞって。プロレスラーとして活動してたから、おこがましいけどボクのことを知ってる人もいるので、発表したら何かしらの影響を与えられるんじゃないかなって」
21年5・23後楽園での木村花メモリアル興行では、限定復活として試合に臨んだ。このとき、実は手術を1週間後に控えていたのだが、ごく一部を除き誰にも話してはいない。
「花にできることはなにかと考えて特別に試合をしたんです。また、女性として最後のケジメをつける意味でも、リングに上がったんです」
21年5月31日、元・花月は女性から男性に生まれ変わった。前日の夜は不安で眠れないかと思いきや、まるで遠足前の小学生のようにワクワクした気持ちだった。そして当日、約5時間に及ぶ手術を受け、その後は日に日に身体も男らしくなってきた。念願だったヒゲも生え、手術から1年後、つまり、男としてある程度整ってからの今年5月に公表。その10日後には再び木村花メモリアル大会でリングに立った。今回はアンバサダーとしての役割で、発表後公の場に出るのは、このときが初めてだった。それだけに、周囲の反応が気になったのだが……。
「『男なのに女子プロやってたんだ』とか、『キモい』とか、そういう声が上がるかと思ってたんですけど、ほとんどなくて。逆に、『おめでとう!』とか温かい言葉をかけてもらったり、ホントにうれしかったですね。まさか、ボクが男として後楽園ホールに行くとは思ってもいなかったのですけど(笑)」
家族の理解も得て、レスラー仲間も応援してくれた。引退した身だけに秘密にしておく手もあったが、あえて発表してよかったと思っている。それは、公表を決断させた当初の目標でもある同じ悩みを持つ人たちの助けにもなりえるからだ。LGBTQへの理解が深まっている時代背景も追い風になった。
「ボク、レスラーを引退するときキャリアの半分以上はつらかったと言ったんですね。でも、残りの半分が楽しすぎて。つらさを忘れられるくらい楽しかったんです。みなさんが花月を応援してくれたから楽しく生きられたし、いま、レスラーの経験がすごく役立ってると思えます。ボクはプロレスに救われたんですよ。なので、LGBTQに限らず、普通に悩んでる人にも伝えたいんです。なにか没頭できるものを見つけてくださいと。アイドルでもスポーツでも、キャバクラでも(笑)、悪いことじゃなければなんでもいいですよ。ボクの場合、それがプロレスだったんです」
そこでひとつの疑問。男に生まれ変わったからこそ、男子プロレスラーとしてリングに戻ってくる考えはないのだろうか?
「実際のところ、何人かからお声がけをいただきました。でも、男になってまでプロレスやろうとは思わないんですよ。プロレスがイヤだとかいうんじゃなくて、ボクは普通の男になりたかったんです。理解してくれる女の人と結婚して子どもを授かり、ボクの両親が作ったような家庭を築きたい。それがホントに小さい頃からの夢なんです」
また、「男になったからにはモテたいですよ!」と言って、石野結は笑う。現在は光触媒を用いた空気清浄機などを販売するベンチャー企業、カルテック株式会社の新入社員として奮闘中。「(異性との)出会いがなさ過ぎてビックリです」と驚きながらも充実した毎日を過ごしている。ちなみに、好きなタイプは「有村架純さんのような人。一択ですけど、意外とギャル系も好きだったりして。ギャップに惹かれます」とのこと。
また、プロレスに関しては「こっそりチケット買って見に行ったりもします。みんなホントに頑張ってるなって。その一言に尽きますね。もう自分にとっては異次元ですよ。自分がやってたなんて、信じられないです(笑)」。引退からまだ2年半しかたっていないにも関わらず、自分が女子プロレスラーだったとは信じられない。これもまた、石野結が男性に生まれ変わった証なのかもしれない。
以上です。この方もプロレスっていう打ち込めるものがあったのは、幸せだったと思います。FTMとMTFって真逆。神様のいたずらなのかな?!
また政治家がLGBTQ差別発言!嫌になる、悲しくなる。なんなのこの人たち。
次のような記事です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4359bf47bf8f9195d50467c43519e747d84a06bb
自民・城内実氏、性的マイノリティ差別解消めぐり「お花畑正義感」発言 思い出される杉田水脈氏「生産性ない」寄稿
8/26(金) 18:10配信
SmartFLASH
8月25日、自民党内で、性的マイノリティに関する非公開の会合が開かれた。その中で、元環境副大臣である城内実衆院議員が、LGBTへの差別解消をめぐり「お花畑正義感の人たち」という趣旨の発言をしたことが判明した。この発言が、物議を醸している。
「朝日新聞」の報道によると、城内氏は会合で、「美しいポリコレみたいなものでストーリーをつくって、それを疑問視する人をひたすらたたくお花畑正義感の人たち」との表現を用いたという。さらに「(お花畑正義感の人たちは)多様な価値観、多様な市民を、ステレオタイプでやっているんじゃないか」などとも語った。
城内氏は同紙の取材に対し、LGBTに関する活動家や当事者に言及したものではないとし、物事を“単純化”して考える人たちへの指摘だったとしている。
「しかしこの発言は、差別解消をめぐって“分断”を起こしかねません。今後、声を上げようとした人たちが『お花畑』というレッテルを貼られる可能性だってある。性的マイノリティへの差別問題に関して、自民党員はかねてから“意識が低すぎる”と、もっぱら指摘されていますよ」(政治記者)
この問題については、自民党には“前例”がある。第2次岸田改造内閣で、総務政務官に起用された杉田水脈氏だ。
杉田氏は2018年、月刊誌『新潮45』8月号に「『LGBT』支援の度が過ぎる」とのタイトルで「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」と寄稿。これについては、自民党本部前などで抗議集会が開かれる事態にもなり、同誌は2018年10月号で休刊となっている。
「8月15日、総務政務官への就任記者で杉田氏は、『過去に多様性を否定したことも、性的マイノリティを差別したこともない』と述べていました。つまりこの発言を、“なかったこと”にしようとしたのです。
そんな人物が、政府の要職に就いている。当事者やその支援者からすれば、“政府は差別問題について何も考えていない”と考えられても無理はありません」(前出・政治部記者)
性的マイノリティへの差別解消に取り組む人が揶揄されないためにも、政治家には、発言に細心の注意を払ってもらいたいものだ。
城内実氏は、城内康光・元警察庁長官の長男だって。官僚の息子さんらしい。
この方もそうですが、性的マイノリティの人たちが嫌いで、そういった人々の影響が広まることを恐れていて阻止したいと考えてるとしか思えないのです。悲しくなります。LGBTQの人だって人間。わたしのようなトランス女性だって女性。そして人間。みんなが幸せになるっていけないことなのでしょうか?
毛ば部とる子さんが、この問題を取り上げていらっしゃいました。ありがとうございます。
220826 LGBT活動「お花畑」発言議員 過去には、子供や家庭に関する気色の悪い主張も

LGBTとトランジェンダーのちぃさんのかわいいブログ発見、Twitterで以下のように紹介されてます。
ちぃです。『俺の嫁ちゃん、元男子。』の嫁ちゃんの方です。ブログなどで元男子の日常やLGBTs関連セクシュアリティ&ジェンダー関連を4コマに描いてます。 コミックエッセイ『花嫁は元男子。』発売決定
とにかくかわいいのでみなさん、見てみてください。
もちろんかわいいだけなく、LGBTについていろいろと勉強できるブログのようですよ。
ちぃさんのブログとTwitterは以下の通りです。
ブログ https://yomedan-chii.jp/archives/2022-08-25.html
Twitter https://twitter.com/chii_gid_mtf